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9月30日、沖縄県もずく養殖業振興協議会の定期総会が水産会館で開催され、来年度のモズク生産計画数量が決まった。オキナワモズク1万8千トン,モズク(細もずく)1千百トン。
今年度のもずく生産量は1万2千トン余り。計画では1万5千トンでしたが、台風や低水温の影響を受け生産量は20%減りました。
4,5年前から、全国的なもずく消費の低迷と過剰在庫が続き、もずく協議会では生産数量の調整を続けてきました。
大震災や円高で景気が落ち込む中で、もずくの消費が大きく伸びたのは、津波や放射線による三陸わかめの収穫不能だけではないと思います。
もずくの消費が回復したのは、もずく生産者やもずく協議会、沖縄県水産課が、平成21年、22年に実施した「もずく消費拡大事業」により、もずくの新たな市場が開拓されたからだと思います。食材としての生もずくや洗いもずくの便利さやレシピを本土の消費者に認知させた事が大きいと思います。
インターネットを活用してのもずく料理コンテスト、春、夏、秋、冬もずくレシピ(5冊の冊子)の普及をはかり、また東京のマスコミ取材(キー局)の頻度を上げたことで、オキナワモズクを効果的に全国に宣伝することができた。さらに首都圏のレストランや居酒屋でのもずくメニューの提案ともずく料理教室の開催を精力的に進めてきた。
沖縄県内でも、もずく料理を広めるために、もずく普及員4人のチームつくり県内市町村の公民館でいろんなもずく料理を一緒に作りながらひろめました。また、小学校5,6年生を対象に理科室をつかいもずくの勉強(生産方法、海の環境、食べ物の栄養)と簡単なもずく料理の作り方を教えていました。
私も3回参加させてもらいましたが、子供たちと接する内に、もずくは沖縄の大切な食文化であり、次の世代にしっかりバトンを渡さなければならないと思いました。
来年以降も、もずく酢、スープ、天ぷら、サラダ、みそ汁等、いろんな料理が普及し生もずくや洗いモズクの消費が全国的に拡大すると思います。
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