大好物のラーメンや沖縄そばをついつい食べ過ぎてしまい、メタボ症候群へ・・・。麺の半分を減らしてモズクと一緒に食べれば美食と健康維持が両立すると信じて周りの反対を押し切り商品化しました。
もずく生産者の私が麺と関わるキッカケとなったのは、15年前に沖縄そばを製造していた、中学校の後輩との出会いからです。
もずくを使った沖縄そばを作ろうと2人で試行錯誤しながら
試作品を作るうちに、もずくやいか墨が沖縄そばにも
ぴったり合う調合方法を見つけ出すことができました。
それから10年(2007年)、もずくが大暴落し、生産した
もずくが売れず、多くの海人が生産から離れました。
本業の危機の中、もずく消費拡大を目指してもずく料理コンテストをその年に始め友人、知人、親戚に呼びかけ、もずくレシピを集めました。
第2回の2008年には170点のレシピが全国から集まり、その中にラーメンのレシピが2点ありました。ためしに作ると、ラーメンの麺の太さともずくが同じ位で歯ごたえも似ていて、商品化の可能性を感じましたがラーメンの濃厚な味と、淡白なもずくの味をどう調理するか悩みました。 専門店のラーメンや市販のラーメンのスープを社員と一緒に何十回と試食する中で、塩ごま味と、とんこつ味がもずくと麺をからめた時においしく食べられました。
それから半年で、生タイプの「もずくラーメンW」と「イカ墨入りラーメンW」を商品化することができました。
早速地元のスーパーへ営業に行きましたが、常温商品なら扱えるとの返事でした。
弊社では常温流通できる保存技術は確立されていなく、困っていました。
その頃、県の支援事業(新商品開発)の募集があり、チャンスだと思い、応募したところ、幸いにも採用され、開発支援を受けることができたのです。
開発研究の支援をいただいたお陰で、常温流通できる、「イトサンのがんじゅう海麺 モズクヌードル」を今年4月13日に発売することができました。
開発から3年、今までにない商品を開発したと思っています。
イトサンのがんじゅう海麺 モズクヌードル
(3食入り)
内容量:もずく干しめん50g×2、いか墨干しめん50g×1、
ごま塩味スープ36g×2、とんこつ味スープ32g×1、
乾燥もずく3g×3
※表示価格は全て税込みです