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もずくストーリー

沖縄で漁師といえば糸満海人(うみんちゅ=方言)。
糸満市は琉球王国時代から漁業で 栄えてきた街です。
特に、新鮮な魚が豊富にとれ、獲った魚は漁師の奥さん(アンマー)が買取り、 市場で行商をしながら販売するやり方は独特で、沖縄女性のたくましさの象徴でした。

今年で創業20年になります。
父や次兄が生産したもずくを、私が中心になって販売することからスタートしました。 創業の動機となったのは、もずくの人工栽培技術が全県的に普及し、天然栽培したもずくが大豊作になり、もずく 相場がくずれ、流通が全面停止になったからです。

もずくを取る

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もずく商品
当初は塩漬けしたもずくを業務用の一斗缶で県外や県内の卸業者(スーパー・レストラン)に販売していましたが、 中々売れませんでした。 次にパック加工して、鮮魚店やスーパーで販売しましたが、この頃は、赤字続きで廃業 しようか何度も迷いました。

迷ったあげく、他社が出していない商品を作らなければ生き残れないと思い採れたて新鮮な生もずくを販売することにしました 1996年の春です。その日収穫した生もずくを那覇市の公設市場近くの丸市ミートの軒先1mを借りて量り売りを始めました。 今までの塩漬けのもずくと違い、磯の香りと食感が良く、大好評でした。地元客や観光客で 賑わい、すぐ完売しました。


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採れたてもずくの販売は順調に進みましたが、魚と同様鮮度が落ちると味も落ちるので、 大量輸送と年中販売が難しいのが欠点でした。 現在の活モズクの生産方法は、生きた状態を保持する為に冷却用の氷を使用し、 朝5~7時に収穫したもずくを市場で即売し、全国へ発送しています。 1日の収穫量は400kg~800kgです。

来年3月には、特許出願した冷却庫を装備したもずく専用船を建造し、一日2トン~3トン収穫する計画です。 その時には、当社の主力商品である活モズクの品質の向上と大量生産、輸送、販売体制が確立されます。 また、採れたて活モズクは、産地直送する事でその日採れたもずくを翌日には消費者に届ける事ができます。

もずく梱包

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もずく狩り
生産者しか食べることが出来ない期間限定商品を全国のもずく愛好家や健康やダイエットに取り組んでいる方に 本場の本物のもずくの味を知って頂きたいです。

3年前に体調を崩して、現在は生産現場に立っていませんが、同じもずく漁師の協力の下、活モズクを買い取って全国へ 販売しています。 体調が回復次第一日も早く生産現場に戻りたい。 地域の子供と一緒に高評だったもずく狩りを再開したいと思っています。



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